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ウェイトリフティングとパワーリフティング(パワー発揮、ピーク速度、跳躍高の増大が目的とする場合、負荷スペクトルの全体にわたり高速での最大フォースを発揮するウェイトリフティングを選択することが有益である)

2015.12.25 | Category: トレーニング

ウェイトリフティングとパワーリフティング

ウェイトリフティングとパワーリフティングの違い

ウェイトリフティングとパワーリフティングの特徴

ウェイトリフティングとパワーリフティングは混同されやすく、これらのエクササイズはパフォーマンスの特徴が異なっていますが、目標、すなわち、できる限り多くの重量を挙上することは共通しています。

 

 パワーリフターはデッドリフトとバックスクワット、そしてベンチプレスの3種目を行ないます。   相対的に高負荷で行うこと、また運動のバイオメカニクスを前提とすると、通常は、パワーリフティングの開始直後に最大フォースの発揮が観察されます。  

 

対照的にウェイトリフティングでは、負荷スペクトルの全体にわたり高速での最大フォースを発揮することが必要になります。

 

  プライオメトリックトレーニングの重要性(ストレッチ・ショートニング・サイクルは神経、筋の機能改善に伴う爆発的パワーの向上により、多くの種目の競技パフォーマンスに影響を与える)

パワー出力の違い

男性ウェイトリフターのパワー出力を調べた研究レビューにおいて、Garhammerらは、スナッチとクリーンのセカンドプルでは52W/kgであったのに対し、バックスクワットでは12W/kgであったことを指摘しています。

 

  このレビューではまた、ウェイトリフティングとパワーリフティングの両エクササイズにおいて、重量が増加するにつれて発揮パワーが低下することも指摘されました。

 

  しかし、その影響は、エクササイズを完了するための時間が長くなるため、パワーリフティングにおいて一層認められました。   パワーリフティングでは、例えば、1RMの挙上では90%1RMでの挙上に比べ、発揮パワーがおよそ2分の1まで減少しました。

 

  さらに、ウェイトリフティング中とパワーリフティング中の発揮パワーの違いを明確に示すために、O’Sheaは2名の前ワールドチャンピオンが更新したリフティングの世界記録を比較しました。

 

  405kgのデッドリフトを遂行中、Doyle Kenadyは5.57W/kgの発揮パワーを発揮しました。   これに比べ、Alex Pisarenkoが265kgのクリーンを行なった際に発揮したパワーは21.64W/kgになりました。  

 

デッドリフトでは、床から0.40mバーベルを移動するのに2秒かかりますが、クリーンはわずか0.09秒で完了します。  

 

このことから、発揮パワーの増大がとトレーニングの目標であるならば、パワーリフティングはエクササイズとしてはおそらく誤った選択であり、ウェイトリフティングを選択することが妥当であると示唆されます。  

 

爆発的パワー発揮を効果的に向上させるプライオメトリクストレーニングの神経学的・生理学的理論

発揮パワー

McBrideらの研究では、ウェイトリフティングとパワーリフティングの上級選手を対象に、負荷をかけたジャンプ中の発揮パワーを測定しました。

 

  膝を90°屈曲させた状態から、0,20,40kgの負荷で、また選手の1RMの30,60,90%でのジャンプを行ないました。   そして負荷にかかわらず、ウェイトリフティング選手のほうがより高いパワー発揮をするという結果が示され、無負荷の垂直跳びのピークパワーもまた、パワーリフターに比べるとウェイトリフターのほうが有意に高くなりました。  

 

この結果はStoneによっても裏付けられ、彼は、各選手の1RMに対するどの割合の負荷でパラレルスクワットを行なっても、パワーリフターに比べウェイトリフターの発揮パワーが有意に高いことが観察されました。

 

  これらの研究結果から総合すると、ウェイトリフティング選手はパワーリフティング選手よりも有意に大きなパワー発揮、ピーク速度、跳躍高を生み出すことが示唆されます。

 

  筋力を最大化するためのパワートレーニング(最大筋力を発揮する能力とパワーを発揮する能力とは、互いに異なる能力であることを考慮する)   伸張-短縮サイクル:SSC(伸張反射による短縮性筋活動が生む収縮力が増強され、この反射は運動神経の興奮レベルと動作の振幅の小ささに影響する)

 

  引用・索引Strength&Conditioning Journal Volumes35 Numbers2 pages79-88

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