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人工逆肩関節手術法と意義(肩関節内の回転の中心をより内側に寄せることになり、遠心的に三角筋の活動を増加させ、上腕を頭上に挙上できるまでに機能を改善する)

2016.01.13 | Category: アスレティックリハビリテーション

手術法とその意義

人工逆肩関節手術

人工逆肩関節置換術の方法

人工逆肩関節置換術(rTSA:Reverse Total Shoulder Arthroplasty)を行う場合、様々な人工装具のデザインと手術法があります。

 

用いる技術や装具の形態にかかわらず、rTSAは劇的に痛みを軽減し機能を高めること、特に可動域の改善や痛みの軽減など、肩関節の機能測定値の向上をもたらすことが示されています。

 

人工逆肩関節全置換術(関節炎が進行した患者やローテーターカフに修復不能な損傷のある患者のために考案された複雑な手術法である)

人工逆肩関節置換術の目的

rTSAの目的は、傷害のある肩関節の表面を人工装具に置換する際、より良い関節の機能を実現するために、肩関節本来のバイオメカニクスを逆にすることにあります。

 

通常、人工肩関節置換術(TSA)とrTSAの明らかな違いは、凸状の上腕骨頭の代わりに凹型の部品を用いることであり、rTSAでは本来凹型の関節窩が凸状の部品に置換されます。

 

このような方法で関節表面を逆転させることは、肩関節内の回転の中心をより内側に寄せることになり、遠心的に三角筋の活動を増加させ、最終的には(上腕を頭上に挙上できるまでに)肩の機能を改善します。

 

肩の不安定性に対するウェイトトレーニング(肩関節外転外旋を行う「ハイファイブ」の姿勢は肩関節包前部に負荷を与えるために、肩前部の過弛緩(過剰な動き)を引き起こし、不安定性をもたらす)

人工逆肩関節置換術の手術法

通常、手術は烏口突起の真横を切り開くことから始まり、上腕前部に沿ってさらに10~15cmほど末端に向かって(下方へ)切り進み、それから、三角筋と大胸筋の間に空間を作り、三角筋を横に移動します(一部の執刀医は、脱臼の可能性を低下させる上外側からのアプローチを好むが、視野が狭くなるという欠点がある)。

 

大胸筋腱と広背筋腱の一部に切り込みを入れるか、あるいは近位の上腕骨に付着する部分を切り離します。

 

切腱法(腱を切ること)は、上腕二頭筋長頭腱に行われますが、手術の最後に再付着させる場合とさせない場合があり、もし肩甲下筋が損傷していない場合、執刀医が肩関節に到達するために肩甲下筋の上腕骨付着部の切腱が行われる場合があり、まだ病変が認められず残存するローテーターカフの筋群は、手術の全過程を通じて手を触れずに残し、この時点で、肩関節を徐々に外旋させて、前方へ脱臼させます。

 

その後、関節を正常な位置に戻し、人工装具の部品の接合具合を慎重に確認し、肩甲下筋、大胸筋、さらに広背筋を修復し(元の位置に戻して縫合)、三角筋と胸筋群の間を閉じます。

 

肩甲胸郭関節の安定化の重要性(ローテーターカフと肩甲胸郭関節安定筋群の両方が疲労、筋力不足が存在すると、上腕骨頭を安定させる棘上筋の機能に悪影響を及ぼし、肩甲上腕リズムに変化が生じる)

 

引用・索引Brueilly KE,Schoenfeld BJ Darbouze MR and KolberMJ Postrehabilitation exercise considerations following hip arthroplasty,Strength Cond J 35:19-30.2013


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