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フロントスクワットと競技パフォーマンス(ウェイトリフティング動作の1RM値の合計は、スプリントや垂直跳びのパワーなど、スピード筋力を要する様々なスキルのパフォーマンスと正の相関関係になる)

2016.01.28 | Category: スクワット

フロントスクワットを競技準備プログラムに長期的に適用する効果

フロントスクワット

スピード筋力とパフォーマンス

Hedrick&Wadaはスピード筋力(パワー発揮能力)の向上は、多くのアスリートにおけるパフォーマンスを成否を決定する主要な生理学的要因であると述べています。

 

ウェイトリフティング動作の1RM値の合計は、スプリントや垂直跳びのパワーなど、スピード筋力を要する様々なスキルのパフォーマンスと正の相関関係になることが研究によって明らかにされています。

 

さらに、ハングクリーンのパフォーマンスは、フロントスクワット(FSq)の1RM値と正の相関関係にあるとされます(r=0.39、p<0.05)。

 

FSqを習得するとパワークリーンにおいてバーを肩で受け止める動作や、オリンピックスタイルリフトおよびその関連動作で行われる鉛直方向の加速に必要な筋力と身体姿勢の獲得に役立つため、この結果は理にかなっています。

 

以上のことから、FSqは、競技パフォーマンスの決定的要素であるスピード筋力の向上に非常に重要な役割を果たすといえます。

 

フロントスクワットを探求する(FSqは肩関節前額面においてニュートラルなポジションを維持、外旋も15°に留まるために、肩関節不安定性を持つ人にも有用である)

スピード筋力に与える効果

スピード筋力を要するスキルの強化において、FSqはバックスクワット(BSq)と同等の効果を有する可能性も示唆されています。

 

Peeniは、ディビジョンⅠ大学バレーボール選手18名を2つのグループに分け、それぞれに8週間の包括的リフティングプログラムを行わせたところ、両者の違いは、スクワットの種類(FSqとBSq)のみであり、その結果、両群ともカウンタームーブメントジャンプの跳躍高は有意に向上しました(FSq:6.1±3.9cm、BSq:4.7±5.6cm)。

 

安全面での潜在的な利点がある(リフトを失敗時にそのままバーを手放せる)ことから、BSqよりFSqのほうが適切なエクササイズである可能性が考えられると結論づけられています。

 

フロントスクワットと競技力向上における役割(高強度で持続時間の短い前負荷によるレジスタンスウォーミングアップの後、爆発的なジャンプパフォーマンスが増大する)

競技パフォーマンス向上にFSqが果たす役割

競技パフォーマンス向上にFSqが果たす役割は、Horiらによっても裏付けられており、この研究では、オフシーズンのトレーニングプログラムでFSqを行なったオーストラリアンフットボール選手29名を対象に、FSqと身体パフォーマンス測定値の関係を調べた結果、FSqの1RM値が低い選手に比べて、FSqの1RM値が高い選手はスプリントとアジリティタイムが速く、ウェイトを用いたスクワットジャンプにおける発揮パワーも大きくなりました。

 

この結果は、FSqの1RM値の高さが競技能力の高さと関連している可能性を示唆しています。

 

フロントスクワット研究の概観(膝に障害を抱えるアスリートにとって、全体の筋を最大限に動員し、膝蓋大腿関節にかかる圧縮力を最小限に抑えるという点において、FSqのほうがBSqに比べて安全性と潜在的利益の高い選択になる)

 

引用・索引Strength&Conditioning Journal Volumes34 Numbers2 pages27-33


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