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FATの羅患率(相当数の女子アスリートや運動を行う若い女性が、低エネルギー供給率や月経異常を発症しながら、低骨密度を患っている:全てを同時に有する羅患率は4.3%とされる)

2016.03.14 | Category: トレーニング

Female Athlete Triad(FAT)の羅患率

女性選手とFAT羅患率(不適切な栄養摂取)

FATの3つの構成要素

近年の調査により、FATの3つの構成要素(低エネルギー供給率、月経異常、低BMD)すべてを同時に有する羅患率は4.3%であることが示されています。

 

しかし、相当数の女子アスリートや運動を行う若い女性が、3つの兆候を個別に(すなわち1つか2つの構成要素を)有していることが報告されており、これは完全なFATに進行する可能性をはらんでいます。

 

女子アスリートが低エネルギー供給率や月経異常(3つの構成要素の初めの2つ)を発症しながら、骨密度(第3の構成要素)においてほとんど変化が認められないのは、BMDの低下が、ハイインパクト競技(体重による負荷が高い競技)による骨密度に及ぼす影響で相殺されている可能性があると考えられています。

 

ハイインパクト競技(体操、クロスカントリーなど)に参加するアスリートは、力学的に関節にかかる負荷が大きいため、非インパクト競技(水泳、ダイビングなど)のアスリートや、同年齢および同性の非活動的対照群と比べて高いBMD値を有している可能性があります。

 

実際、骨格の成熟度が同等である同年齢の非アスリートと比較して、BMD値が最大15%高いと考えられることが報告されています。

 

ハイインパクト競技は競技者のBMD値を通常よりも上昇させるため、BMDが低下しても、基準データと比較すると「正常範囲」内にとどまり、BMDの低下が認識されない可能性があります。

 

女子アスリートの3主徴(持久系/有酸素系競技に多くみられる摂食異常はエンドルフィン値の上昇が食欲不振の原因といわれる)

3つの構成要素の複合的羅患をテーマとする研究

3つの構成要素の複合的羅患をテーマとする研究は、それらが横断的研究であり、時間経過とともにアスリートにおいて発生する可能性のある諸変化を反映していないという点で限界がありますが、この観点からの考察は非常に重要になり、なぜならば、3つの兆候は機能障害の進行に伴って順に現れ、骨の健康に対する影響は通常即時的ではないからです。

 

診断検査(X線、骨スキャン)によって、疲労骨折の存在が発見されたり、(二重エネルギーX線吸収法、すなわちDXAによって)低BMDが確認されたりしないかぎり、目に見えるBMD低下の兆候は存在しません。

 

多くの羅患率研究では診断基準やBMD値の解釈が異なっており、比較することが不可能になります(疲労骨折の羅患率ととるかDXA値の解釈における差異など)。

 

また、低BMDや骨粗鬆症に関して厳密な定義を適用して行われた研究においては、第3の構成要素が実際の発生率よりも低く見積もられる可能性があります。

 

女性アスリートとウェイトコントロール(オーバートレーニングなどのストレスが大脳辺縁系-視床下部を介して、女性の内分泌に影響を及ぼし過食や拒食を生じる)

 

女性アスリートと月経異常と骨密度(低エネルギー供給率によって引き起こされる月経異常が青年期に発生すると、新しい骨の形成が制限され骨密度が低下し、疲労骨折のリスクが増加する)

 

引用・索引Miller VN and Duckles SP Vascular Actions of estrogens Functional implications Pharmacol Rev60:210-241 2008



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