MENU TEL

ホーム > Blog > アスレティックリハビリテーション > バレーボール選手の肩関節傷害予防(ローテーターカフと三角筋、肩甲骨内転筋群を強化するオーバーヘッド動作を含むウェイトリフティングエクササイズを行うことにより、肩の傷害の危険性は最小限に抑えることができる)

ブログ記事

バレーボール選手の肩関節傷害予防(ローテーターカフと三角筋、肩甲骨内転筋群を強化するオーバーヘッド動作を含むウェイトリフティングエクササイズを行うことにより、肩の傷害の危険性は最小限に抑えることができる)

2016.03.03 | Category: アスレティックリハビリテーション

 

肩関節の傷害

膝、足関節、背部とともに、肩の傷害もバレーボール選手の間で多発します。

 

Ferrettiらは、上級レベルのバレーボール選手の15~20%が、選手生活のいずれかの時点で、肩の痛みを経験していると推定しており、オーバーユースの結果、特にスパイカーの選手に肩の傷害がよく起こります。

 

バレーボールに対する傷害予防(ウェイトリフティングプログラムは、神経筋コーディネーションを改善するだけではなく、下肢の結合組織を強化し、脊椎の安定性を促進することにより、傷害の危険性を最小限に抑える)

肩関節傷害のメカニズム

Kuglerらの推定によると、高度なスキルをもつ熟練バレーボール選手は、1年に約40,000回のスパイクを打つため、肩のインピンジメント、上腕二頭筋腱炎、ローテーターカフの炎症、肩甲下神経の障害などの症状を起こすリクスが高くなります。

 

Ferrttiらによると、バレーボールにおける肩の傷害は、筋力不足と筋萎縮を起こす可能性があり、しばしば選手のパフォーマンスを低下させるとしています。

 

Kuglerらは、「バレーボールのアタッカーにおける筋のアンバランスと肩痛」という研究において、肩の筋と関節包のパターンが利き腕と非利き腕の肩では大きく異なることを明らかにしました。

 

例えば、利き腕の肩甲骨は、相当圧迫され横方向にずれていたが、これは僧帽筋と菱形筋が伸張していることを示唆しています。

 

この違いは、肩の痛みのある選手では痛みのない選手よりさらに顕著であり、このアンバランスがオーバーヘッド動作の際に上腕骨頭の滑りと回転運動を阻害し、痛みが生じるとされています。

 

傷害予防プログラムの共通要素(ジュニア選手においては、股関節屈曲を強調し、大殿筋を使って衝撃吸収することにポイントを置いてトリプルフレクションによる着地動作をしっかりと習得させることが非常に重要)

肩関節傷害を予防するには

アタッカーのスパイクとサーブの技術を改善することに加えて、肩の筋機能を改善し、大菱形筋、小菱形筋、僧帽筋上部・下部および広背筋など、肩甲骨を安定させる筋群を強化することによって、傷害の危険性を低減できます。

 

痛みのない選手の場合、ローテーターカフと三角筋、そして肩甲骨内転筋群を強化するオーバーヘッド動作を含むウェイトリフティングエクササイズを行うことによって、肩の傷害の危険性は最小限に抑えることができます。

 

ウェイトリフティングのファーストプルは、選手が静止しているバーベルを床から膝上まで引き上げることを要求され、このとき床に対する体幹の角度は垂直よりむしろ水平に近いため、背部伸展筋群、肩甲骨内転筋群、および肩伸展筋群が関与します。

 

この姿勢では、背部伸展筋群は剪断力を生み出し、それが圧縮力と併せて脊椎の安定性を増加させます。

 

またファーストプルの間、バーベルを身体に近い位置に保持することで、肩甲骨内転筋群と肩伸展筋群が強化されます。

 

このテクニックを使うことにより、アスリートは大きな力を発揮でき、床からのプルは、筋活動開始と同時に大きな力を素早く発揮する能力の向上をもたらすことができます。

 

これは、バレーボールの守備の姿勢と関連があり、肩と下背部の傷害予防に有益になります。

 

高校生アスリートのにおけるウェイトリフティング(女子アスリートにおいてはクリーンやスナッチ等の「キャッチ」局面での減速が前十字靭帯損傷の予防に有効である)

 

引用・索引Myer G.Ford K.and Hewett T.Rationale and clinic techniques for anterior cruciate ligament injury prevention among female athletes.J Athl Train39:352-364,2004



バレーボール傷害予防

バレーボール傷害予防

ページトップ