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ファーストプル開始局面(静的開始は等尺性動作であるために、セットポジションの体勢を支える下肢と股関節が疲労するが、必ず実行しなければならない為、テクニックと基礎筋力を獲得することが不可欠になる)

2016.04.01 | Category: ウェイトリフティング

開始局面

ファーストプルの開始局面

リフトの開始

リフトの開始局面は、ウェイトが床またはプラットフォームの上に置かれている時に始まり、ウェイトが床から持ち上げられるMOS(バーが床から離れる瞬間 MOS:Moment of Separation)を持って終わります。

 

ファーストプルにはいくつかの開始スタイルがあり、主要なスタイルは「静的」「動的」開始になります。

 

さらには、これらのスタイルに複数のバリエーションがあり、どのスタイルを用いるかは、主としてアスリート個人の選択とコーチの方針によって決まります。

 

ファーストプル「開始姿勢またはセットポジション」(上半身の姿勢は、胸を張り、肩甲骨を内転させ、背部はまっすぐにするか軽く反らし、肺をふくらませて胸腔内圧と腹腔内圧を高め(バルサルバ法)、プル中に脊柱が前屈しない)

初心者に適している静的開始

なかでも初心者に最も適しているのは静的開始になり、理由としてこの方法は力強くバランスのとれた開始姿勢が得られ、指導と習得が非常に簡単であることです。

 

静的開始は、離床前に小さな反動をつけないため、最もパワフルではない開始スタイルになりますが、逆に反動をつけると伸張反射が利用できるため、ファーストプルにおける力発揮能力が向上します。

 

しかし、静的開始は等尺性動作であるために、セットポジションの体勢を支える下肢と股関節が疲労する可能性があります。

 

それでも、このポジションは必ず実行しなければならないものであるため、トレーニング初期に静的開始のテクニックと基礎筋力を獲得することが不可欠になります。

 

正確なファーストプルの重要性(開始局面の適切な実行は、急激で力強い伸張がその後に続く短縮性局面を強化するという増強効果をもたらす)

股関節の下降を伴う開始

動的開始の主要なスタイルのひとつは「股関節の下降を伴う開始」になります。

 

この開始方法には2つの異なるバリエーションがあり、第1のバリエーションは足を適切な位置に置き、バーを掴んたところから始まり、続いて股関節をセットポジションより高く上げ、一瞬動きを止めた後に、股関節を下げて直ちにバーを床から持ち上げます。

 

第2のバリエーションはセットポジションをとり、そこから下肢が完全に屈曲し、背部がほぼ垂直になるまで股関節を下げ、このボトムポジションをとったら、直ちに動作方向を変えてバーを床から持ち上げます。

身体の振動

2つめの動的開始スタイルは、身体の振動を伴います。

 

セットポジションをとった後、股関節をリズミカルに上げ下げしてからバーを床から持ち上げます。

 

この振動を1回にするか複数回にするかは挙上者の自由になります。

 

この開始スタイルはその動的性質によって力強い伸張反射をもたらすため、トップクラスの競技ウェイトリフティング選手の多くが採用しています。

急降下を伴う開始

3つめの動的開始は「急降下を伴う開始」になります。

 

この開始スタイルでは、バーに近づいて足を適切な位置につけ、立っている間に背部を引き締め、深呼吸をし、しゃがんでセットポジションをとり、セットポジションに到達したと同時にバーをつかみ、直ちに離床させます。

 

この開始スタイルでは、素早くバーをつかんで適切な姿勢をとらなければならないため、一般的に高い運動能力、大きな手、および多量の練習を要すると考えられています。

 

どのスタイルを用いるにせよ、バーを床から最適に挙上するためには、必ずセットポジションをとらなければなりません。

 

高校生アスリートのにおけるウェイトリフティング(女子アスリートにおいてはクリーンやスナッチ等の「キャッチ」局面での減速が前十字靭帯損傷の予防に有効である)

 

引用・索引Stone MH,Pierce KC.Sands WA.and Stone ME.Weightlifting.A Brief overview.Strengh Cond J28:50-66.2006


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