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脱水と水分補給における競技パフォーマンスへの影響(口渇反応のメカニズムは、血漿浸透圧が280~295mOsm/kgH2Oの範囲に維持されるように作用する)

2016.04.05 | Category: 水分補給

水分補給

運動前、運動中、運動後の水分補給

体水分とパフォーマンス

最近の研究により、体水分が正常な状態で運動を開始することの重要性が明らかになっています。

 

脱水状態で運動を開始すると、心拍数と深部体温の上昇により、パフォーマンスと生理学的機能が低下することが明らかになっています。

 

研究の結果、若年者を含むアスリートは練習開始時、さらには競技イベントの開始時でさえ脱水状態であることが多いと複数の報告があります。

 

したがって、このようなアスリートに対しては、特に運動開始時における自身の水分補給について教育を施すことが重要になります。

 

水分補給が無酸素性運動に及ぼす影響(3%の体重減少によって、上下肢の無酸素性パワー発揮能力が低下、運動中の心拍数上昇、主観的運動強度の上昇、およびレップ数の低下がみられた)

運動中の水分の推奨摂取量

運動中の水分の推奨摂取量については、スポーツの現場、医療の現場、カンファレンス、および研究において広く議論がなされており、議論がなされるには大きな理由が2つあります。

 

  1. 不適切な量の水分摂取による障害や死亡事例が発生するのを防ぐ
  2. 競技パフォーマンスの低下を防ぐ

 

しかし、すべてのアスリートに通用するベストな方法を求めて議論することは現実的とはいえず、それは個人の水分需要は複数の因子によって決定され、それに応じて変動する可能性があるからです。

 

涼しい気候の中でマラソンをする選手と、高温多湿環境で防具をつけ、1日2度の練習を行うアメリカンフットボールの選手に、同じ推奨摂取量を適用することはできなく、同様に、同一人物であっても、冬の水分需要は暑い夏とは異なる可能性があります。

 

水分補給と環境条件による競技パフォーマンス(暑熱環境下においては、水分欠乏に加えてかなりの暑熱負荷がかかることが予想されるため、自分のペースで運動できることは非常に重要になる)

のどの渇き

のどの渇きに応じて水分を補給するよう推奨するガイドラインもあります。

 

その根拠として、口渇反応のメカニズムは、血漿浸透圧が280~295mOsm/kgH2Oの範囲に維持されるように作用するという考えがあります。

 

しかし、一部の熟練ランナーが涼しい環境で走る場合にはうまくいくこともありますが、のどの渇きに応じて水分を補給するという方法はしばしば大幅な水分損失を招き、生理学的機能、パフォーマンスに悪影響を及ぼすおそれがあり、特に高温多湿環境で運動を行う場合にはその危険性が高くなります。

 

水分補給状態が生理学的機能と運動パフォーマンスに及ぼす影響(体重が3%減少すると、各セット前の心拍数が上昇し、心拍数の回復にも遅れが生じる)

 

水とその他水分補給手段との違い(ただの水だと利尿が促されるためにナトリウム摂取は血漿浸透圧と口渇感を維持することで水分の再補給プロセスを促す)

 

引用・索引Armstrong LE,Ganio MS Casa DJ,Lee EC,McDermott BP,Klau JF,JimenezL,Le Bellego L,Chevillotte E,and Lieberman HR Mild dehydration affects mood in healthy young women,J Nutr142:382-388.2012


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