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投球動作の機能解剖

投球相を理解することはリハビリテーションにとって重要になり、スポーツ現場と治療にたずさわる者にとって必要不可欠になります。

 

ワインドアップ期(Wind-up phase)

ワインドアップ

投球動作の始動からステップ脚(右投げの際は左脚)の膝が最大挙上するまでを指し、投球動作の準備期としてとらえられています。

すなわち、支持脚(右投げの際は右)で体重を支えながら体幹・下肢の回旋エネルギーを蓄えます。

この相では右下肢の片脚立位能力および、体幹の保持能力が必要となり、また、左下肢では股関節の屈曲・内旋が必要となります。

 

早期コッキング期(Early cocking phase)

早期コッキング期

最大挙上したステップ脚を投球方向に踏み出して接地するまでを指します。

※その際の足部接地をフットプラント(footplant)と呼ばれています。

この時期はワインドアップで蓄えた運動エネルギーを投球方向に身体重心を並進移動しながら体幹・上肢は投球方向と逆の運動を行います。

※この上肢運動はテイクバックと表現され、肩関節は相対的に内旋位から外転・外旋をとり始め、肘関節が屈曲位に移行していきます。

この相では、

①左肩甲胸郭関節の上方回旋・固定・左肩関節の外転・内旋、左肘関節屈曲、左前腕回内による左上肢のリード

②右肩甲胸郭関節の上方回旋・固定、右肩関節の外転による右上肢の挙上

③胸郭・骨盤の分離平行運動、右下肢の蹴り出し、左股関節の屈曲・内旋による左側への体重移動が必要

※フットプラントの直前の上肢位置はトップポジション(top position)として臨床的に重要になります。

 

後期コッキング期(Late cocking phase)

後期コッキング期

左足が接地したフットプラントから、右肩関節が最大外旋位を呈するまでを指します。

早期コッキング期から後期コッキング期にかけて、肩関節は外旋運動を呈します。

※外旋角度が最大に至ったときを肩関最大節外旋位(maximum external rotation)といい、加速期に移行するターニングポイントになります。

この相において、上肢運動として外旋しますが、肩甲上腕関節の外旋運動だけではなく、肩甲骨後傾、胸郭開大、胸椎進展運動も生じており、肩複合体として機能しています。

すなわち、腱板だけではなく、僧帽筋や菱形筋など肩甲骨周囲の筋バランスが重要となります。

※この相では前鋸筋の筋活動が最も大きいと報告され、胸椎の開大運動が制限されていると、肩甲骨は十分に後傾できず、代償的に肩甲上腕関節の外旋運動に依存する事になります。

また、この時期は、肩関節最大外旋位に伴い、上腕骨頭が前方に偏移しようとするために、肩関節前方軟部組織、大胸筋・肩甲下筋、三角筋前方線維、上・前方関節唇や関節包複合体に極めて大きな張力が加わります。

胸郭、胸椎運動の制限、投球側の肩甲骨の挙上・上方回旋の低下や後傾不足があると、肩峰下インピンジメント症候群、腱板損傷、また、肩峰下滑液包炎を起こしやすくなるます。

 

加速期(Acceleration phase)

投球加速期

右肩関節が最大外旋した位置から投球方向に加速し、ボールが指先から離れるボールリリースまでを指します。

コッキング期での並進運動に、下肢・骨盤帯・体幹の投球方向への回旋運動が加わることで蓄えられた運動エネルギーが、上肢から連鎖的にボールへ伝達される時期になります。

後期コッキング期から加速期には、肩関節外転位の状態で、限界可動域まで肩が外旋し、その動作に伴って肘関節外反ストレスが加わり、肘関節内側に牽引力が発生します。

過度な内側の牽引力が加わると、肘の内側側副靭帯損傷や内上顆下端障害を生じる可能性が高くなります。

さらに、外反ストレスによって肘関節の外側では圧迫力と剪断力が増大し、上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎が生じる可能性があります。

肩関節に関しては、前方関節内インピンジメント症候群やSLAP損傷を生じやすく、また、前方関節包の弛緩、腱板疎部の開大が生じ、潜在的な前方不安定性が発生すると考えられています。

 

フォロースルー期(follow-through phase)

フォロースルー

ボールリリース後に上肢の減速動作を行い、投球動作が終了するまでを指します。

ボールリリースまで加速してきた上肢を急激に減速する必要があり、このとき肩関節には体重と同等の牽引力が加わります。

その負荷は、小円筋や棘下筋、三角筋後部線維で吸収されます(近年では菱形筋や僧帽筋中部・下部線維での筋活動が増大すると報告されています)。

ボールリリース直後からフォロースルーにかけては、肩甲骨周囲筋・肩後方に非常に大きな機械的負荷が発生してしまうということになります。

ボールリリースからフォロースルー時の肩関節へのストレスが繰り返されることにより、後方筋群の疲労に伴う伸張性低下、腱炎、瘢痕化を生じ、またSLAP損傷、Benett損傷の原因になる相でもあります。

肘関節では、肘伸展による肘後方衝突に伴う後方インピンジメントを認める場合が多いです。

野球治療における問診の重要性

画像引用元・ 草野球で勝つ!! 

文章飲用元スポーツ理学療法学 競技動作と治療アプローチ

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