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鎖骨骨折

2018.05.31 | Category: スタッフブログ

 

鎖骨骨折は特に小児に多く、どの年齢層にも発生し比較的多い骨折です。スポーツ時、交通事故、転倒し肘や肩部から着いて受傷する事が多いです。

 

打撲など直接外力を受けて受傷することは比較的稀です。

症状・鑑別診断

触診、X線検査などで診断します。

 

転移が診られるものの外観の多くは、患側の肩幅が短縮し狭くみえ、頭を患側に傾け、腕を反対の手で保持したり疼痛を緩和させるような態勢をとります。腫脹、圧痛、疼痛、皮下出血斑が診られます。

 

転移が少ないもの、不全骨折、小児の場合など外観上変形や腫脹が少なく、外観上わりにくい事もあり、小児では腕を動かさなくなった場合、鎖骨骨折している可能性もあり注意しなければいけません。

 

鎖骨はS字状で湾曲していて、特に中外3分の1の部分で好発します。

 

鑑別疾患として、肩鎖関節脱臼、胸鎖関節脱臼、肋骨骨折などがあげられます。

施術・固定

転移がみられる場合、まず胸を張るように骨折部のズレを整復します。患部の安静と再転位防止のため包帯固定や鎖骨バンドなどによって胸を張るように固定して、できる限り骨折片の転位を除去し、その状態を保持する固定が施行されます。

 

骨折片の転位が大きいまま放置されると、骨癒合がなされないまま偽関節を生じたり、骨癒合がされても過剰な仮骨形成による変形治癒や、周囲の神経圧迫による神経損傷などの弊害が起こりやすく、その場合手術に移行します。

 

受傷後は安静にして、徐々に固定を軽くしていき、可動域訓練を行っていきます。

 

骨がつくまでには最低4~12週を要します。(手術をしてもしなくても)

レジスタンストレーニングと肩鎖関節の傷害(鎖骨遠位の骨融解はいわゆる「ウェイトリフター肩」としても知られ、肩鎖関節の離開、肋軟骨下の疲労骨折、肩鎖関節を形成する鎖骨遠位における骨の融解などを特徴とする)

予後

予後は比較的良好です。あまり正確な整復を要する部位では無いので、少々転位が残っても問題はありません。

 

骨折後の安静やリハビリを行われなかったりした場合、変形治癒、肩関節の可動域制限などを残してしまうこともあります。

レジスタンストレーニングにおける肩関節不安定症と脱臼(肩はハイファイブポジション(臨床環境では「不安定肢位」と呼ばれる)で関節が外れることが多く、ハイファイブポジションが必要なエクササイズにおいて重い負荷を用いることにより、肩関節の脱臼を起こしやすくなる可能性がある)

引用元:標準整形外科学P628,629、柔道整復学実技編P2~7

 

清田恵

 

 

 

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