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肩の疾患① 石灰性腱炎 (石灰沈着性腱板炎-Calcific tendinitis)

2018.09.15 | Category: スタッフブログ,慢性疼痛

 

石灰性腱炎は夜などに突然肩関節部の疼痛で始まる事が多く、痛みで睡眠が妨げられる、上肢を動かすことが出来なくなる、などの症状がみられます

 

40~50歳代の女性に多くみられ、五十肩のような慢性的な症状とは違い、発作的に痛みが出るのが特徴です。

 

石灰性腱炎は腱板に石灰(リン酸カルシウム)が沈着することにより急性炎症を引き起こすもので、腱板の変性や繊維軟骨化が生じ、カルシウムが沈着することが原因と考えられています。

 

石灰は白色で液状~泥状~粉末状(固体)変化していき、石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきて腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。

腱板とは

肩関節を囲む4つの腱(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の腱)からなる構造で、肩関節を取り囲んみ補強している構造で、これら4つの筋は肩甲骨と上腕骨を連結して、主に肩関節の回旋運動に働いています。

 

腱板は肩関節の周囲を袖口(cuff)のように取り囲んでいる様子からローテーターカフ(rotator cuff)ともいいます

 

肩関節スポーツ障害・代表的疾患と治療法

症状と治療

急性期

疼痛が最も強い時期で運動時痛のほか、安静時痛、夜間痛も出現しうる。

【日常生活指導】

・患部の安静(動きが最小限ですむよう、着衣時は先に患側の上肢を袖に通す様にすなど)

 

・患部の保温

 

・夜間痛などに対しては就寝時の良肢位

 

・疼痛のない範囲での運動療法

慢性期

拘縮が中心となり、すべての方向に可動域制限がみられ(特に外転、外旋、内旋で顕著)疼痛は軽快に向かいます。

【日常生活】

・軽い疼痛を伴う程度の積極的な患肢の使用

 

・患部の保温

 

・積極的は可動域訓練(運動療法)

 

・ストレッチを中心に運動療法をおこなう

 

急性期では主に除痛、可動域の維持、慢性期、回復期では拘縮の解除、可動域の改善を目的とします。

 

治療は保存料法が基本となり、早期の治療が早期の回復につながります。

 

野球肩、野球肘における肩甲上腕関節周囲の軟部組織の適応

引用元:病気がみえるVol11運動器・整形外科P109、115

 

清田恵

 

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