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変形性股関節症

2018.11.26 | Category: スタッフブログ

 

変形性膝関節症と同様に、関節軟骨の退行変化をきっかけに股関節の関節破壊・変形をきたす疾患です。

 

わが国では寛骨臼外形成不全(臼蓋形成不全)などに続発する二次性のものが大半を占めます。

 

40~50歳以上の女性、荷重物取り扱い業者の従事者、寛骨臼形成不全や発育せ股関節形成不全の既往のある人に多く、男女比は1:1~4となっています。

症状・所見

初期には、運動開始時や荷重時の疼痛が特徴的です。

 

進行すると股関節の可動域制限が出現し、さらに、跛行、関節変形をきたします。

疼痛

・鼠径部の疼痛

 

・病初期は股関節の運動開始時の疼痛(starting paine)が特徴的。

 

・進行すると疼痛は持続性になり、安静時痛や夜間痛をきたすことがある。

可動域制限

・進行に伴い股関節の可動域が制限され、日常生活動作(靴下履き、足の爪切り、しゃがみこみなど)が困難になる。

跛行

・疼痛、脚長差の存在、または外転筋力の低下により、様々な跛行(疼痛回避跛行、トレンデレンブルグ歩行)をきたす。

関節変形

・進行すると股関節は変形(屈曲、内転、外旋拘縮)し、患肢短縮に伴う脚長差をきたす。

 

高強度になると股関節の役割が増すのはなぜか?

原因・病態

変形性股関節症は、原疾患が明らかでない一次性と、何らかの疾患・病態に続発する二次性に分けられる。

 

日本では二次性が大半を占め、特に寛骨臼形成不全や発育性股関節形成不全(DDH)による股関節の亜脱臼、脱臼によるものが多いです。

 

近年、変形性股関節症の一因として、大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)の関与が注目されています。

変形性股関節症の分類

【一次性股関節症】

 

・原疾患が明らかでない(重量物取り扱い作業、肥満、加齢などに関連)

 

【二次性股関節症】

 

・原疾患に続発するもの(寛骨臼形成不全、発育性股関節形成不全、大腿骨寛骨臼インピンジメント(DDH)、ペルテス病、大腿骨頭壊死病、外傷〔脱臼、骨折〕)など

寛骨臼形成不全に伴う変形性股関節症の発生機序

【発症前】

 

・寛骨臼形成不全(DDHの遺残変形を含む)では、大腿骨頭に対する寛骨臼縁の被覆が浅い。

 

【変形の進行】

 

・大腿骨頭に対する寛骨臼縁の被覆が浅いため、荷重時に大腿骨頭が合脱臼しやすく、亜脱臼により負荷のかかった荷重面の軟骨が変性・摩耗する。

 

X線像やCT,MRIなどの画像診断でも変形性股関節症の病期を判定できます。

 

保存療法

疼痛の軽減や病期進行の予防の目的に保存療法を行う。

 

病期の進行を認めた場合は、手術療法を検討します。

日常生活指導(股関節にかかる負荷を軽減する)

・減量

 

・負荷のかかる動作(正座、あぐら、長時間の立位、階段の昇降など)の回避

 

・歩行補助具(杖〔健側〕歩行器)の使用

運動療法(股関節周囲の筋力を鍛え、関節の安定性を改善する。可動域訓練は関節炎を助長するおそれがあるため、積極的には推奨されない)

・筋力強化訓練(中殿筋など)

 

・水中歩行

装具療法(股関節の動きを制御・固定したりすることで疼痛を軽減したり、脚長差を補うことで歩行を補助したりする)

・股装具

 

・補高靴

 

・足底装具

薬物療法(疼痛に対する対処療法)

・鎮痛薬や関節内注射など

大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)

FAIは、股関節に形態異常があり、股関節を動かした際に寛骨臼縁と大腿骨頸部が衝突(インピンジメント)して疼痛が生じる病態です。

 

日常的な衝突の発生により関節唇や軟骨が損傷し、変形性股関節症の原因の1つになると考えられています。

 

スクワットの負荷の増加に伴い、股関節伸展モーメントはどのように変化するか?(スクワット中の股関節伸展モーメントは膝関節伸展モーメントより大きな割合で増加することが示されている)

引用元:病気がみえるvol11運動器・整形外科P404.405.406.407

 

清田恵