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内分泌器官とホルモン(ストレスに関連したホルモンはトレーニングによる変容する)

2014.12.03 | Category: 運動生理学

 

内分泌器官とホルモン(ストレスに関連したホルモンはトレーニングによる変容する)

 

内分泌(Endocrine)の概念は、もとは1904年にBaylissとStarlingに提唱され、ホルモンと呼ばれる化学物質(Hardyによる命名でギリシャ語の覚醒素)が分泌細胞から血液中に放出される現象を意味し、導管へ分泌する膵臓や唾液腺などの外分泌(Exocrine)とは区別されます

 

内分泌の定義は以下の通りになります。

  • ①内分秘腺で産生・貯蔵され、刺激に応じて血液中に分泌される。
  • ②血液を介して運搬される。
  • ③標的細胞を持ち、高い親和性で特異的な受容体を持つことで極めて低濃度のホルモンで作用が発現する。
  • ④代謝の調節を行い、代謝反応の基質にはならず触媒作用により反応を促進または、抑制する。

運動時のストレスホルモン(うつ傾向の人が運動を行うと視床下部のCRHの是正する)

ホルモンの種類

ホルモンは、その化学構造からステロイドホルモンとアミノ酸をもとに作られるペプチドホルモンにやアミン類に大別されます。

ペプチドホルモン

アミノ酸同士のペプチド結合(-C(=O)-NH-)が基本構造になります。

 

核内を転写したmRNAが核外に出て、粗面小胞体に接着したリボソーム上で翻訳され、ペプチドとして合成されます。

 

粗面小胞体から一旦細胞質内に分泌された大分子ペプチド鎖は小胞体の内腔に取り込まれ、ゴルジ装置に送られた後、濃縮され、最終的にタンパク質分解酵素の働きで活性型のホルモンに転換され細胞外に分泌されます。

ステロイドホルモン

ステロイド骨格とも呼ばれるシクロペンタヒドロフェナントレン核を基本構造に持ちます。

 

ステロイドは精巣、卵巣、副腎皮質で作られ、いずれも細胞内外の酢酸に由来するコレステロール(炭素数27,C27)から作られます。

 

コレステロールはミトコンドリア内でプレグネノロン(C21)に変わり、それ以降は、滑面小胞体、そして再びミトコンドリア内でプレグネノロンに変わります。

 

副腎皮質や卵巣(黄体)でプレグネノロンから副腎皮質ホルモン(糖質および電解質コルチコイド)コルチコイドとプロゲステロンが生成され、精巣では、炭素数が2個減りアンドロゲン(C19)が作られ、卵巣や胎盤でエストロゲンが生成されます。

カテコラミンおよび甲状腺ホルモン

カテコラミンと甲状腺ホルモンはアミノ酸のタイロシンから生成されます。

 

カテコラミンとはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの3つを総称したものになります。

 

これは、カテコール基(ベンゼン環に水酸基が2個ならびに、ドーパミンが結合したもの)を持つことを意味します。

 

血中に放出されるノルアドレナリンは主に自律神経に、アドレナリンは副腎髄質由来(副腎由来のノルアドレナリンはアドレナリンの20%)と考えられています。

 

こうした調節は交換神経のノルアドレナリン作動性ニューロンでも起こります。

 

甲状腺ホルモンはヨウ素を持つチロキシン(T4)とトリヨードチロニン(T3)があります。

ホルモン分泌様式

 

内分泌

内分秘腺(下垂体、甲状腺など)から血管内へ分泌されたホルモンが標的器官の細胞に作用する内分泌型を意味します。

神経内分泌

視床下部の神経分泌細胞の細胞体で合成したペプチドホルモンをその軸索内を凝集された形(ヘリング体)で正中隆起部(下垂体前葉の共通経路)や下垂体後葉にまで輸送し(軸索輸送)、貯蔵させた後、種々の刺激に対して下垂体門脈内や下垂体動脈内に放出することにより下垂体に作用することです。

傍分泌

膵臓の3種類の細胞を例にし、D細胞由来のソマトスタチンが隣り合うα細胞(グルカン分泌細胞)、β細胞(インスリン分泌細胞)に向けギャップ結合を通過して局所的に作用することです。

体性神経系と自律神経

両者はシナプスの最終となる神経-筋接合部あるいは神経節でアセチルコリン(Ach)を分泌し、アセチルコリン受容体を介して臓器(筋や副腎髄質など)に情報を伝達します。

 

運動-内分泌連関(運動強度はホルモン分泌要因として最も重要)

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 

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