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トレーニングによる筋肥大において、血中テストステロン濃度の増加は必須ではない

2014.12.10 | Category: 運動生理学

筋肥大は血中のテストステロン濃度に依存するのか?

トレーニングによる筋肥大において、血中テストステロン濃度の増加は必須ではない

 

最近では、レジスタンストレーニングによって血中で増加するテストステロンや他のアナボリックホルモン(GH、IGF-1)は、タンパク質合成やシグナル伝達系を高めているだけではなく、筋肥大にも影響しないかもしれないと言われています

 

テストステロン合成阻害剤(Goserelin)を投与すると血中の遊離テストステロン濃度は低下し、同じレジスタンストレーニングを行うことはできてもトレーニングに対する適応性は減弱します。

 

つまり、内因性のテストステロンが運動による筋肥大に不可欠なホルモンであることを示唆しています。

 

運動パフォーマンスを決定する因子(競技パフォーマンスはサイバネティックスの制御、エネルギー供給系、意欲によって決定される)

生理的濃度以上のアンドロゲン」が投与された場合

アンドロゲン

たしかにドーピングのように「生理的濃度以上のアンドロゲン」が投与された場合は、血中テストステロン濃度は筋肥大に深く関与します。

 

しかし、血中テストステロン濃度が増加しない運動でもタンパク質合成が亢進する(筋線維合成率:高テストステロン濃度群0.07%・h-1、低テストステロン濃度群0.08%・h-1)ことから、筋肥大において、血中テストステロン濃度の増加は必須ではないことが立証されています。

 

つまり、トレーニングによる運動適応にステロイドホルモンは必要であるが、その作用に濃度依存性はないとされています。

 

エネルギー供給系とスキルの切り替え(フルマラソンでの30km以降のグリコーゲン枯渇に対応したピッチ走法へと切り替えはその典型)

引用・索引 スポーツ・運動生理学概説

 


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