MENU TEL

ホーム > Blog > 運動生理学 > ランナーズ・ハイと乳酸性作業閾値の関係(アドレナリン、カリウム、ストレスタンパク質といったように、体内でいろいろなことがLTより上の強度になると起きる)

ブログ記事

ランナーズ・ハイと乳酸性作業閾値の関係(アドレナリン、カリウム、ストレスタンパク質といったように、体内でいろいろなことがLTより上の強度になると起きる)

2015.01.26 | Category: 運動生理学

乳酸性作業閾値からいろいろな反応が起き始める

ランナーズ・ハイと乳酸性作業閾値の関係(アドレナリン、カリウム、ストレスタンパク質といったように、体内でいろいろなことがLTより上の強度になると起きる)

乳酸性作業という指標

乳酸性作業閾値(LT)の強度から、体内ではいろいろな反応が出始めます

アドレナリン

アドレナリンというのは、緊張したり、興奮すると出るホルモンで、身体の緊急事態に備えるホルモンとも考えることができます。

 

そして、アドレナリンが緊急事態に対処する1つに、「糖質の分解を高める」ことがあります。

 

そのアドレナリンがLTの強度から多く出るようになり、その結果、糖質の分解が高まり、乳酸が多く作られるようになります。

カリウム

LTの強度以降、筋肉からカリウムが多く漏れ出すようになります。

 

筋肉に限らず人の細胞は、細胞の中はカリウムが多く、外はナトリウムが多い状況になっています。

 

カリウムが自然の流れに従って筋の外へ漏れだしているところを、自然に逆らってまた、元の筋細胞の中に戻すようにしています。

 

しかし、運動強度が高くなってくると、元に戻すのが追いつかないくらいに、漏れ出し方が多くなってきます。

 

それが、LT強度あたりから多くなります。

 

こうしてカリウムが多く流れ出るということは、神経伝達にも妨げになり、疲労にも関係してきます。

その他

糖質コルチコイドといった緊急事態に出るホルモン、また体内のストレスに対処して細胞を守る働きを持つストレスタンパク質も、LTくらいから多く見られるようになります。

 

アドレナリン、カリウム、ストレスタンパク質といったように、体内でいろいろなことがLTより上の強度になると起きるようになります。

 

乳酸性作業閾値の値で、主動筋の能力がわかる(速筋線維で作られる乳酸の量が、遅筋線維や心筋で使われる乳酸の量よりも多くなるために血中乳酸濃度が上がる)

ランナーズ・ハイと乳酸

LTの強度での運動は、身体の負担が急激に高くなるということになり、「きつい」ということになります。

 

LTになると、自分の感覚として、少し「きついかな」と思い始めるのが通常です。

 

アドレナリンが分泌される過程でランナーズ・ハイと呼ばれるような「運動時や運動後の快さ」に関係しているようです。

 

事実、ジョギングしている状態で非常に調子がよく走れている状態はだいたいLTの値付近になります。

 

最大酸素摂取量を上げるには「強度」乳酸性作業閾値を上げるには「時間」が重要

 

引用・索引 エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング 八田秀雄 57-58

ページトップ