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小児の筋肉の発育・小児科学的観点「子どもは大人のミニチュアではない」 | Nakajima整骨院|横浜で野球,サッカーによる肩,肘,腰,膝,足のインディバ施術で評判

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小児の筋肉の発育・小児科学的観点「子どもは大人のミニチュアではない」

2014.04.30 | Category: 運動生理学,青少年トレーニング

小児期の成長

筋肉の発達

体重が30㎏までは、男女ともに体重における筋重量の占める割合にほとんど差が無く、筋肉の発育は性ホルモンの影響で思春期にスパートを示し、男子では増えた体重の80%くらいが筋重量の増加になりますが、女子では40%くらいで脂肪の増加が目立ちます。

 

筋線維には2種類、ゆっくりと収縮する持久力に関係するST線維(遅筋)と速く収縮し瞬発力に関与するFT線維(速筋)があります。

※筋肉はこの2種類の線維が混在し、その分布や比率は個人差があり、1歳頃に決まります。

 

筋線維のタイプは、運動をすると互いに変化し、運動をやめると元のタイプに戻ります。

 

思春期の発育スパート以前で主に働くのは遅筋線維で、思春期発育スパートが始まると速筋線維が優勢となり、瞬発系が発達していきます。

※女子では速筋線維の発達が早期に頭打ちになるために、女子の方が男子よりも瞬発力に劣ることになります。

小児のメディカルチェック・関節弛緩性測定と競技種目の相関関係

小児の成長の特徴

小児は大人をサイズだけ小さくした存在ではなく、子ども特有の特徴があります。

 

神経系の発育・機能発達が呼吸器・循環器・骨格・筋の発育・機能発達に先行するので、運動持久力能力や筋力の増大よりも技能の習得に適した時期であり、思春期になると運動持久力や筋力の増大も期待できます。

「子どもは大人のミニチュアではない」

医療系の学生が小児科学を最初に学ぶ時に教わる言葉で、すなわち、子どもは大人のサイズを単に小さくしたものでは無く、形態や機能に子ども特有の特徴があります。

 

その特徴を理解することが正しい運動療法を行う上で重要になります。

ジュニア選手の最も身長が伸びる時期(PHV:Peak Height Velocity)を考える(急激な骨の伸長により骨密度が一時的に停滞もしくは低下し、筋の組織形態が追いつかず張力の高い状態(柔軟性の低下)になる)

引用・索引運動療法ガイド

 

生理学的観点からの筋線維の配列の違いと筋収縮速度

2014.04.29 | Category: 運動生理学

筋線維

筋の形状には、筋線維の走行や筋頭の違いから次のような種類があります。

紡錘状筋

筋線維の走行方向が筋の長軸上に(腱と平行)沿っており、中央部(筋腹)が太く、両端が細い紡錘状になります。

例:上腕筋など

半羽状筋

筋の片側にのみ腱があるもので、筋線維はお互いに平行に走行しているが、文字通り鳥の羽のように、腱に対してある角度(羽状角)をもって筋線維が接しています。

例:後頸骨筋、半膜様筋など

羽状筋

筋の中心に腱があり、腱の両側に筋線維が付着し、その走行方向が腱とは異なる羽状角を持ちます。

例:大腿直筋、腓腹筋など

多頭筋

筋には一つ、またはそれ以上の筋頭があり、二つの場合は二頭筋、三つの場合は三頭筋、四つの場合には四頭筋と呼ばれ、複数の腱(筋頭)から始まった筋が交わり一つの筋腹を構成します。

※上腕二頭筋は長頭と短頭、上腕三頭筋は外側頭、内側頭、長頭、大腿四頭筋は大腿直筋、中間広筋、外側広筋、内側広筋からなります。

この他に二腹筋、輪状、リボン状、板状、膜状、鋸状など様々な形状があります。

筋線維サイズと筋力に対するL-アルギニンの効果(サテライト細胞の活性化を示す骨格筋マーカーの上昇と全体的なDNAの増加する)

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プライオメトリックトレーニングのプログラムデザインを決める因子(関節角度・可動域・力の発揮する方向・切り返し局面の時間)

2014.04.28 | Category: プライオメトリックトレーニング

パフォーマンス

エクササイズ選択

プライオメトリックトレーニングのエクササイズの選択や動作の決定にあたって、対象者のプロフィール(年齢、体重、競技レベル、体力レベル、トレーニング経験、怪我の状態など)に配慮した上で、パフォーマンスを向上させたい動作の特異性について分析し、できるだけ関連の深い動作パターンのエクササイズを選択することが大切になります。

 

以上のことを踏まえた競技動作との関連について注目すべき主要なポイントは①関節角度と可動域、②力を発揮する方向、③切り返し局面の時間になります。

 

爆発的パワー発揮を効果的に向上させるプライオメトリクストレーニングの神経学的・生理学的理論

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神経系の疲労とオーバートレーニングを防ぐ為のピリオダイゼーションのバリエーション

2014.04.27 | Category: ピリオダイゼーション

パワートレーニング

ピリオダイゼーション・線形モデル

伝統的なレジスタンストレーニングのピリオダイゼーションモデルは線形モデルと表現されます

 

これは時間の経過とともに、ミクロサイクルのレベル(1周間から数週間)ごとに斬新的に少しずつ強度と量を変化させていきます。

※通常は強度を上げ、量を減らすので一方的に変化させることになります。

ピリオダイゼーションとは(筋力-パワー系競技の選手向けに提案されているピリオダイゼーションモデルは、エクササイズの強度を高めて量を減らしていき、なおかつ量と強度に日ごとの変化も持たせるというものになる)

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ストレッチの筋肉痛の緩和の生理学的効果(血漿キニン分解・β-エンドルフィン分泌促進)

2014.04.26 | Category: ストレッチ,運動生理学

クールダウン

ストレッチの生理学

激しい運動後の筋肉痛は、血漿中のキニン、ヒスタミン、プロスタグランジン、カリウムなどの発生によるとされています。

 

永田氏は激しい運動を30分実施した後の腓腹筋の筋肉痛が運動直後のストレッチにより減少したことから、筋中の血液循環が促進され、血漿キニンなどの筋痛物質が分解される可能性があると報告しています。

 

ストレッチングの効果(柔軟性、障害予防、パフォーマンス向上、疲労の回復、リラックス)

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ピリオダイゼーションにおいて最も重要視される量と強度

2014.04.25 | Category: ピリオダイゼーション

エネルギー産生

ピリオダイゼーションにおいて、「エクササイズの種目」「休息時間」「週頻度」なども変化させられますが、、トレーニング変数において最も重要なものは強度と量に関するものになります。

ピリオダイゼーションにおけるスピードトレーニング(筋力トレーニングとパワートレーニングは、スピードトレーニングから最大限の適応を得るための下地となる)

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特異性の原則(生理学的原則とバイオメカニクス的な原則(SAID))

2014.04.24 | Category: 運動生理学

エネルギー供給

身体の細胞は、特定の刺激に対して特定の反応を起こし、適応が起こって変化するということから、目的とするトレーニング効果を得るためにはその特異性を考慮したプログラムデザインを実施する必要があります。

  • 柔軟性:ストレッチングなど
  • スピード:スプリント走など
  • 敏捷性:アジリティトレーニングなど
  • 胸を鍛える:ベンチプレスなど
  • 肩を鍛える:ショルダープレスなど

上記のように特定の目的にあったトレーニングを実施するということです。

※SAIDとは”Specific adaptation to imposed demand”の略で「課せられた刺激(要求)に対する特異的な適応」という意味です。Wallis&Logan、1964

トレーニングの特異性の原則(競技時の運動の強度、さらにオーバーロードの原則に従う)

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筋力を決める生理学的要因

2014.04.23 | Category: 運動生理学

筋力

身体が発揮できる最大筋力を決める要因には①筋横断面積、②神経系の機能、③筋に占めるFT線維(タイプⅡ線維、速筋)の割合の三者があります。

※このうち③は主に遺伝的に決定され、レジスタンストレーニングによって大きくは変化しないので、トレーニングの主目的は筋肥大と神経系の改善の2点に集約されます。

適切に計画された期分け筋力トレーニングプログラムに組み込むには(CTを実行する際は、アスリートのテクニックとパワーが代謝性疲労の影響を受けないようにしなくてはならない)

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関節軟骨部への生理学的トレーニング効果

2014.04.22 | Category: 運動生理学

関節軟骨

軟骨は軟骨基質とそれに含まれる線維の量と種類により硝子軟骨、弾性軟骨、線維軟骨の3種類に分類されます。

 

関節軟骨は硝子軟骨に分類され、関節軟骨は軟骨細胞とその周囲に存在する細胞外基質によって構成されます。

 

細胞外基質の主成分は水分で湿重量でその70~80%を占めます。

※水分以外にはコラーゲン、プロテオグリカン、非コラーゲン性タンパク質からなり、乾燥重量ではコラーゲンが50%、プロテオグリカン35%、非コラーゲン性タンパク質15%となり、いずれも軟骨細胞から産生されます。

リコンディショニング時の筋力トレーニングの原則

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リコンディショニング時の筋力トレーニングの原則

2014.04.21 | Category: リハビリテーション,運動生理学

トレーニング

スポーツ復帰の条件として、再発の防止とより高い全身能力の向上が必要となります。

 

筋力はトレーニング開始後どんどん上昇しますが、それは活動する筋線維数の増加や大脳の興奮水準の高まりによる効果であり、しばらくすると筋力の増加はあまりみられなくなり、上昇カーブが平坦化します(高原状態、plateau)。

 

上記の状態からそのまま計画どおりにトレーニングを続けると再び筋力が増大し、これは筋肥大の効果で真の筋力強化を考えられます。

※早くて4週間、おそくて6週間程度かかることを考慮しトレーニング計画や目標設定をしなければならなく継続が必要です。

トレーニング負荷の増加の原理(斬新性の原則・2for2ルール)

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トレーニング負荷の増加の原理(斬新性の原則・2for2ルール)

2014.04.20 | Category: 運動生理学

トレーニング負荷

トレーニング進行により、斬新性を考慮し負荷・強度を増加する必要になります。

これを「2for2」ルールの原則といいます。

斬新性の原則

トレーニング効果は、短期間ほど可逆性が大きく、長期間であるほど途中に中断しても可逆性は小さくなります。

計画的に継続することが重要で負荷、強度はトレーニングの進行を考慮し、徐々に増強させていきます。

 

軽い負荷から重い負荷へ、基本的なエクササイズから専門的なエクササイズへ、筋持久力から筋肥大へ、筋力強化からパワー強化へとトレーニング刺激を変化させていくことが重要です。

成長ホルモンを最も分泌されるトレーニングプロトコルとは

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成長ホルモンを最も分泌されるトレーニングプロトコルとは

2014.04.19 | Category: 運動生理学

成長ホルモン

成長ホルモン

成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されるペプチドホルモンで、その血中濃度は日内変動が極めて大きなホルモンです。

 

筋肉や骨の成長を促すだけではなく、体脂肪を減らしたり、免疫機能を高めるなど、健康の維持増進でも非常に重要なホルモンになります。

 

分泌は間脳の視床下部による調整を受け、神経内分泌されるGHRH(成長ホルモン遊離因子)によって活性化され、ソマトスタチンによって抑制されます。

選手の筋力向上と体重比の関係(ニュートンの第2法則)

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選手の筋力向上と体重比の関係(ニュートンの第2法則)

2014.04.18 | Category: 運動生理学

筋力と体重

アスリートにとって筋力の向上を目指すことは非常に重要なことです。

 

スプリントやジャンプ、素早い方向転換など自分の体重を素早く移動させる必要がある場合、最大筋力の絶対値ばかりではなく、体重比に着目する必要があります。

筋持久力を高める生理学的条件と運動負荷

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筋持久力を高める生理学的条件と運動負荷

2014.04.17 | Category: 運動生理学

筋持久力

筋持久力運動による生理学的変化

筋持久力運動により、その筋肉の毛細血管網と動静脈吻合の発達が著しくなり、単位筋面積当たりの毛細血管数は非運動筋の約2倍、吻合数は約3倍に増加したと報告されています。

※筋収縮が起こると、筋線維を囲んでいる4000近い毛細管の多くが開く、持続した運動ではその40%もが開くと考えれています。さらに、筋持久力運動により筋酸素摂取量の増加、筋貯蔵グリコーゲン量も増加が起こります。

青少年における筋骨格系能力とは(「自重または外的負荷に抵抗して仕事を行なうことを可能にする、筋力、筋持久力、筋パワーの統合機能からなる多元的な構成概念」のこと)

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筋持久力向上と神経性因子の関係(中枢神経系・末梢神経系)

2014.04.16 | Category: 運動生理学

椎体外路が運動ニューロンに与える影響

筋持久力運動

筋持久力の向上は一定負荷による作業回数や作業時間の増加となって表されます。

※一般に持久力の訓練に伴い、最大筋力も増加するのが普通です。

 

猪飼氏は最大筋力の1/3の負荷で疲労に至るまでトレーニングする方法を用いたとき、最大筋力は6週間で約10~20%の増加を示したと述べています。

※Shaverらは運動肢の筋持久力の向上のみでなく、非運動肢側の持久力も向上すると述べ、筋持久力が中枢神経系と深く関わっていることを示しています。

男女における筋力の発達(筋力は走速度、筋パワー、方向転換速度、プライオメトリックスに必要な能力および筋持久力とは密接な関係にあることが明らかにされている)

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