サッカー施術
サッカーは多くの国において最もプレーされている、あるいは最も人気のあるスポーツになります。
多様な年齢層のアスリートが様々な環境で数多く参加しています。
ジュニアスポーツにおけるサッカー競技での急性外傷は、捻挫、肉離れ、骨折、脱臼、打撲になりますが、その中でも捻挫は全外傷の27~48%を占め、足関節と膝関節に多発していることが報告されています。
そして、これら子供の怪我の30~60%は、オーバーユースに起因しています。
オーバーユース障害は、骨端部に繰り返しの牽引ストレスがかかることが原因になります。
骨端部の成長軟骨は、成長軟骨板をはじめ腱の付着部に存在し、繰り返されるメカニカルなストレスの影響を受けやすくなります。
適度な練習はトレーニング適応を引き起こし、骨、筋、腱、靭帯などの組織を強くさせますが、この刺激が過度である場合や回復時間が不十分である場合、あるいはその両方の場合は負の結果をもたらすことをジュニアスポーツ指導者は強く認識しておかなければなりません。
サッカーの競技特性
現代のサッカーにおいて、選手は、より狭いスペース内での正確なパスとボールコントロールが要求され、ポジションに関わらず全員攻撃、全員守備のハードワークが要求されます。
その代謝要求により間欠的持久系競技とみなされ、他のボール競技と同様に、競技中、複合的な動きが常に繰り返されます。
サッカー選手に必要な能力
サッカー選手に必要な能力として「柔軟性」「筋力」「筋パワー」「スピード」「有酸素性能力」「アジリティー」が上げられます。
柔軟性
柔軟性は「関節の可動域」によって評価されるというのが一般的になります。
筋肉は疲労したり、外傷を受けたり、長期にわたって使わないことで、「短縮」し柔軟性が低下します。
柔軟性が低下した筋肉は「血行が悪くなる」「痛みが伴う」「伸張性が低下し関節可動域が低下する」といった状態はスポーツ障害の原因になります。
筋力
サッカーではキック、スプリント、タックル、ジャンプなどの力強い動作を繰り返し行う必要があり、スプリント能力やジャンプの高さと距離は発揮されるパワーとサッカーのパフォーマンスには強い相関関係があります。
筋パワー
パワーは、最大級の力(最大筋力)を行使する能力に依存し、サッカーにおいてパワーはスピード筋力と表されることが多くなります。
上記の理由として「パワー=力×速度」の式で表されるからになります。
垂直跳び、幅跳び、アジリティー、スプリント加速との間に有意な直線関係があります。
スピード
サッカーにおけるスプリント能力(加速能力)は試合でのプレーを成功させる基礎になります。
スプリントは3つの段階に分割でき、「加速期」「最高スピード獲得期」「最高スピード維持期(スピード持久力)」になります。
エリートサッカー選手は短時間の高強度活動とそれに続く回復期といった特徴を持ちます。
※スプリントを繰り返し実施でき、そして、消費されたATP(アデノシン三リン酸)とCP(クレアチン)の貯蔵を回復する能力が高いほど最大限のパフォーマンスに近づきます。
有酸素性能力
有酸素性能力を向上させることで「最大酸素摂取量」「乳酸性作業閾値」「ランニング効率」「走行距離」「平均運動強度」「ボールタッチ回数」できると報告されおり、試合中の個人的統計値と関係して、サッカーのパフォーマンスと正の相関関係があるとされています。
アジリティー
アジリティーとは「筋力」「パワー」「神経-筋コーディネーション」「バランス」を併用して素早く方向転換をすることです。
フィジカル面においては、より短いインターバルでのスプリントの繰り返しやパワーの能力が必要とされます。
アジリティーは1試合で選手の動作の約11%を占め、平均すると1人の選手が1試合で50回の方向転換をしている事になります。
※過去の調査により1人のサッカー選手は2~4秒ごとに1回の方向転換を行い、1試合で1,200~1,400回の方向転換を行うというデータもあります。
素早い運動が試合の決定的瞬間に発生して、得失点を分けること確かで、素早く変化できる活動を生み出す能力はサッカーのパフォーマンスに影響を及ぼします。
イタリアでは
研究によると、イタリアサッカーリーグ上位チームは下位チームに比べ総走行距離、高強度ランニング(HIR>15km/h)の距離、回数ともに上回っており、試合終盤までその質を落とさないことが重要な競技ファクターとされています。
トップリーグの試合分析データを見てみると1試合での平均走行距離は10~11kmに及び、3~5秒ごとに計1200回ほどの複合的な動きが繰り返されます。
平均30~40回のスプリント、ジャンプやタックルが要求され、700回以上のターンが繰り返されます。
スプリント(>20km/h)の走行距離は600m、HIRは約2~3kmの距離に及び、ポジション別にみるとセンターバック(CB)は走行距離もHIRともに少なく、フォワード(FW)はスプリントとHIRが多くなります。
ミッドフィルダー(MF)は総走行距離、HIRともに多いです。
試合中の心拍数はおよそ160~180b/minと90分間を通して最大酸素摂取量の約70%の強度で競技が行われているとし、このように、サッカー選手は高いフィジカルフィットネス能力が要求されることが明確になっています。
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