【更年期に多い子宮脱、その背景にある骨盤と自律神経の深い関係とは?】
「最近、下腹部が重だるい」
「長時間立っていると何かが下がってくるような感覚がある」
そんな違和感を覚えたことはありませんか?
更年期を迎える女性のなかには、子宮脱(骨盤臓器脱)というトラブルに悩む方が増えてきます。
これは単なる加齢の問題ではなく、実は骨盤のゆるみや自律神経の乱れが深く関わっているのです。
今回のブログでは、更年期と子宮脱についてお伝えしていきます。
目次
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子宮脱とは?
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なぜ更年期に増えるのか?
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骨盤のゆがみ・歪みも影響
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自律神経と子宮脱の関係性
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予防・改善に向けてできること
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骨盤と自律神経を整えるケアを
子宮脱とは?
子宮脱とは、**子宮を支える骨盤底筋群(骨盤の底にあるインナーマッスル)**が弱くなり、子宮が本来の位置から下がってきて、膣内あるいは膣の外に出てくる状態を指します。
「骨盤臓器脱」と総称されることもあり、膀胱や直腸が一緒に下がってくるケースもあります。
代表的な症状:
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下腹部や膣の圧迫感・違和感
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膣内の異物感、下垂感
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尿漏れや排尿困難
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排便トラブル(残便感・便秘)
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性交痛
これらの症状は進行とともに日常生活に大きな支障をきたし、精神的なストレスの原因にもなります。
なぜ更年期に増えるのか?
更年期には、女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌が急激に減少します。
エストロゲンは、骨盤周囲の筋肉や靭帯の柔軟性・弾力性を保つ役割があり、膣や尿道周囲の粘膜にも潤いを与えています。
そのため、ホルモンが減少すると、
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骨盤底筋群の衰え
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膣・尿道の粘膜の乾燥と弾力低下
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支持組織の脆弱化
が進み、内臓が重力に負けて下垂しやすくなるのです。
また、妊娠・出産を経験している方や、長年の便秘、重い荷物を持つ生活なども、骨盤底筋への負担を強め、リスクを高めます。
骨盤のゆがみ・歪みも影響
骨盤は身体の“土台”であり、骨盤のバランスが崩れると、その上にある子宮・膀胱・直腸などの内臓を適切に支えられなくなります。
こんな方は注意!
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長時間のデスクワークで骨盤が後傾している
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運動不足で体幹が弱い
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猫背や反り腰などの不良姿勢
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産後、骨盤ケアを受けていない
骨盤が開いたりゆがんだりしている状態は、骨盤底筋群に過剰なストレスをかけ、内臓の下垂を助長します。さらに姿勢が悪いことで腹圧のコントロールも乱れ、排便・排尿機能にも影響が出てしまいます。
自律神経と子宮脱の関係性
実は子宮脱の背景には、自律神経の乱れも隠れています。
自律神経は、私たちの内臓や血管、ホルモン分泌などの調節を無意識のうちにコントロールしている神経系です。
特に女性はホルモンバランスと密接に関係しており、更年期のホルモン変化により以下のような自律神経の不調が起こりやすくなります:
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血流の低下(筋肉や粘膜への栄養供給不足)
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排尿・排便のリズムが乱れる
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筋肉の弛緩や緊張のコントロール異常
自律神経が乱れることで、骨盤底筋の働きも鈍り、さらに子宮を支える力が弱まるという悪循環に陥ります。
骨盤と自律神経を整えるケアを
子宮脱の症状に悩む女性は、「仕方がない」「年齢のせい」と諦めてしまいがちですが、身体の声を正しく聞き、ケアをすることで改善できることはたくさんあります。
特に、
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骨盤の状態を整えること
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自律神経を安定させること
この2つを同時にアプローチすることが、根本改善への近道になります。
当院では、骨盤・骨格調整と自律神経へのアプローチを組み合わせた施術を通して、
更年期を迎えた女性が自分らしく、快適に過ごせるようサポートしています。
「もしかして…?」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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