【骨盤と脚はセットで整えるべき理由】〜ゆがみ・神経・ケガ予防の観点から〜
「足の長さが違う気がする」
「膝や股関節に違和感がある」
「脚の疲れが抜けにくい」
こうした悩みを抱えている方は、実は“骨盤”の状態が深く関わっているかもしれません。
骨盤は、体の中心にある“土台”のような役割を果たしています。上半身の重さを支えるだけでなく、脚の動きとも密接につながっており、骨盤がわずかに傾いたりねじれたりするだけで、脚全体のバランスに影響が及びます。
その結果、股関節・膝・足首といった下半身の関節に不自然なストレスがかかり、慢性的な痛みや疲労を引き起こす原因になってしまうのです。
今回のブログでは、骨盤と脚の関係性についてお伝えしていきます。
骨盤のゆがみがもたらす下半身への影響
たとえば骨盤が前に傾くと、太ももの前側に過剰な緊張が生じやすくなり、反り腰からくる腰痛にもつながりやすくなります。逆に骨盤が後ろに倒れていると、ハムストリングスやお尻の筋肉に余計な負荷がかかり、立ったり歩いたりするときの安定性が損なわれます。
また、骨盤が左右どちらかに偏っている場合、左右の脚の長さに差が生まれたり、片脚だけに繰り返し痛みが出るといった非対称なトラブルが起こることもあります。
このようなアンバランスが続くと、脚が外側に開いていくO脚や、内側に入り込むX脚が進行したり、膝の軟骨がすり減って変形性関節症へとつながったりする可能性もあります。股関節の動きが制限されるようになったり、足首を何度もひねる、足の裏に痛みが出るといったトラブルも起こりやすくなります。
骨盤と“自律神経”の深いつながり
骨盤内には「仙骨」と呼ばれる重要な骨があります。仙骨は、副交感神経が集中している場所であり、自律神経のバランスに大きく関わっています。
この仙骨が歪んだり、硬くなったりして動きが悪くなると、自律神経の中でも“休息モード”をつかさどる副交感神経の働きが弱まりやすくなります。すると、夜眠りが浅くなったり、体の緊張がなかなか抜けなかったり、日常の疲れが回復しにくくなったりと、体調全体に悪影響が広がっていきます。
さらに、自律神経が乱れると筋肉の反応や柔軟性にも影響を及ぼします。筋肉がこわばったままでは、瞬間的な動きに対してうまく対応できず、ケガをしやすい状態になってしまいます。
ケガの予防とパフォーマンスアップには「骨盤中心のケア」がカギ
運動中や日常生活の中で、いつも同じ場所を痛めてしまう人は、骨盤と脚の連動性が崩れている可能性があります。
とくにスポーツをしている方や、普段から体をよく動かしている方にとって、骨盤の状態はケガの予防だけでなく、パフォーマンスの向上にも大きく関わってきます。
カイロプラクティックでは、骨盤の歪みを調整するだけではなく、脚の関節や筋肉のバランス、そしてそれらを支配する神経の流れまでを総合的に評価・施術します。構造だけでなく、神経のバランスも同時に整えることで、身体が本来持っている力を最大限に引き出していきます。
まとめ
脚の不調がなかなか改善しない、膝や足首にトラブルが出やすい、または疲れが取れず体に力が入りづらいと感じている場合は、脚そのものだけでなく、骨盤や自律神経の状態にも目を向けることが大切です。
体は全身がつながっているため、中心から整えることで、自然な回復力が引き出され、本来の安定した姿勢と動きが戻ってくるのです。
もし、脚の痛みや違和感を何度も繰り返しているなら、それは骨盤からのサインかもしれません。骨盤を整えることは、見た目の姿勢やバランスだけでなく、自律神経の安定や怪我をしにくい体づくりにもつながっていきます。
表面的な痛みだけに注目するのではなく、「土台」からしっかり整えることこそが、根本的な改善への第一歩です。
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