LINE TEL

成長ホルモンとは? 〜解剖学・生理学の観点から〜 | Nakajima整骨院|横浜で野球,サッカーによる肩,肘,腰,膝,足のインディバ施術で評判

電話番号
お問い合わせはこちら

Blog記事一覧 > スタッフブログ,ブログ > 成長ホルモンとは? 〜解剖学・生理学の観点から〜

成長ホルモンとは? 〜解剖学・生理学の観点から〜

2025.03.22 | Category: スタッフブログ,ブログ

成長ホルモン(GH: Growth Hormone)は、脳の中央に位置する脳下垂体前葉という小さな器官から分泌されるホルモンです。このホルモンは骨や筋肉の成長を促し、代謝を活発にする重要な役割を果たしています。

成長ホルモンの分泌は視床下部(脳の一部)の指令によってコントロールされ、特に睡眠中(深いノンレム睡眠時)や運動後に増加します。また、加齢とともに分泌量が減少するため健康維持のためには生活習慣を整えることが大切です。

成長ホルモンの主な働き

成長ホルモンは、体のさまざまな機能に影響を与えます。解剖学・生理学の視点から健康との関係を分かりやすく説明します。

1. 骨と筋肉の成長・修復

成長ホルモンは骨端軟骨(成長軟骨)に作用し、骨を伸ばす ことで成長期の身長の伸びに貢献します。また、大人になっても骨密度を維持し、骨折予防に役立つ重要なホルモンです。

さらに、筋肉に対してもタンパク質合成を促進し筋力維持や修復を助けます。そのため、成長ホルモンはスポーツをする人や高齢者の筋力低下防止にも不可欠です。

2. 脂肪代謝の促進(ダイエット効果)

成長ホルモンは、脂肪細胞に作用して脂肪を分解しエネルギーに変える 役割があります。特に内臓脂肪の燃焼に効果的であり、代謝が活発になることで 肥満予防やダイエットのサポート になります。

3. 血糖値の調整とエネルギー供給

成長ホルモンは肝臓に働きかけ、糖新生を促す ことで血糖値を安定させます。これにより、運動時や空腹時でも 脳や筋肉にエネルギーを供給し、集中力を維持することができます。

4. 免疫力の向上

成長ホルモンは白血球の働きを活性化し、免疫機能を高める効果があります。そのため、風邪や感染症にかかりにくい体づくりにも関与しています。

5. 肌のターンオーバーを促進(美肌効果)

成長ホルモンは皮膚細胞の新陳代謝を促しコラーゲンの生成を助けるため、肌のハリや弾力を維持するのに役立ちます。そのため、睡眠不足やストレスでホルモン分泌が低下すると肌の老化が進みやすく なります。

成長ホルモンを増やすための生活習慣

成長ホルモンの分泌量は加齢とともに減少しますが、日々の生活を意識することで、分泌を促進することができます。

1. 睡眠をしっかりとる

22時〜2時の間に深い睡眠(ノンレム睡眠)を確保する
寝る前のスマホやブルーライトを避ける
リラックスできる環境を整える(アロマ・ストレッチなど)

2. 適度な運動を行う

筋力トレーニング(スクワット・腕立て伏せなど)
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動
運動後の栄養補給(タンパク質)を忘れずに

3. バランスの良い食事をとる

良質なタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)を摂取
ビタミンB群や亜鉛を含む食品を意識する
糖質を摂りすぎず、血糖値の急上昇を防ぐ

4. ストレスをためない

趣味やリラックスできる時間を確保する
深呼吸や瞑想を取り入れる
適度に体を動かしてリフレッシュ

5. 酸素カプセルを活用する

酸素供給を増やし、細胞の修復をサポート
血流を改善し、ホルモン分泌を促進
睡眠の質を向上させ、より効果的なホルモン分泌を促す

成長ホルモンは骨や筋肉の成長・修復、脂肪燃焼、免疫力向上、肌のターンオーバー促進など健康維持に欠かせないホルモンです。しかし、加齢や生活習慣の乱れによって分泌が低下すると疲れやすさや太りやすさ、肌の老化などの症状が現れることがあります。

健康な生活を維持するためには、睡眠・運動・栄養・ストレス管理を意識し、成長ホルモンの分泌を促進することが大切です。毎日の生活にちょっとした工夫を取り入れて、健康的な体を維持していきましょう!

 

 

中島恵