バーナー症候群とは?コンタクトスポーツで起こりやすい神経トラブルと予防・インディバアクティブの重要性
アメフトやラグビー、柔道、レスリングなど、身体と身体がぶつかるコンタクトスポーツでは、思わぬケガや後遺症に悩まされることも少なくありません。
その中でも、「ビリッと電気が走るような痛み」が首から腕にかけて出る症状があるのをご存知ですか?
それは「バーナー症候群(バーナースティンガー)」と呼ばれる神経系の外傷で、スポーツ選手のパフォーマンス低下や長期離脱の原因にもなり得るものです。
今回はこのバーナー症候群について、原因や予防法、そしてケアの一環として注目されている「インディバアクティブ」の活用方法を解説します。
1. バーナー症候群とは?
バーナー症候群は、腕神経叢と呼ばれる、首(頸部)から腕へ走る神経の束が衝撃や牽引により一時的に損傷を受けることで生じる症候群です。
代表的な発症メカニズム
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首が側屈(横に倒れる)+肩が押し下げられる動作
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転倒やタックルなどで首に強い牽引力が加わる
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頚椎や胸郭のアライメント不良(ストレートネック・猫背)
主な症状
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首〜肩〜腕にかけてのしびれ感や電撃痛
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一時的な力の入りづらさ(筋力低下)
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感覚異常(ピリピリ、灼熱感)
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数秒から数分で軽快するが、繰り返すケースも多い
放置すると神経の慢性的損傷や、頸部椎間板症など別の障害へ進行することもあり、予防とケアが非常に重要です。
2. バーナー症候群のリスクを高める要因
バーナー症候群は“偶発的”な印象を持たれがちですが、以下のような身体的背景があると発症しやすくなります。
✅ 姿勢不良(猫背・巻き肩・ストレートネック)
→ 神経や血管に常に軽い圧迫が加わりやすい状態に。
✅ 頸部〜肩甲帯の筋力・柔軟性の低下
→ 外力に対して衝撃吸収力が低下し、損傷を起こしやすくなる。
✅ 脊柱や骨盤のアライメント不良
→ 全体の動作連鎖が崩れ、首や肩への負荷が局所に集中してしまう。
✅ 疲労の蓄積・コンディション不良
→ 筋肉が硬くなり、神経の通り道が狭くなる。リカバリー力も低下。
3. バーナー症候群の予防法
① 頸部〜肩の筋力・柔軟性トレーニング
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チンタック(顎引き)やネックアイソメトリック
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ストレッチポールを使った胸郭・肩甲骨まわりの可動域改善
② 骨盤〜体幹の安定性トレーニング
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骨盤が安定することで、首・肩の負担が軽減されます。
③ 姿勢・フォーム改善
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日常姿勢からスポーツ動作まで首への負担が少ない使い方を意識。
④ 定期的なケアと回復力の強化
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疲労が蓄積した状態では、リスクが上がります。日常のケアが鍵。
4. インディバアクティブができること
インディバアクティブは、高周波エネルギー(特許取得済の0.448MHz)を用いた深部温熱療法です。
細胞の活動を活性化させ、血流改善・組織修復促進・神経機能のサポートを行うことができます。
🔹バーナー症候群における主な作用
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頚椎〜肩甲帯まわりの深部筋を緩める(神経への圧迫軽減)
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神経細胞の再生環境を整える(軸索・髄鞘の修復を促進)
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炎症反応のコントロール(急性期以降の組織修復期に有効)
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筋肉・腱・靭帯の柔軟性向上と循環改善
さらに、インディバは施術中にアクティブな運動(関節可動や筋収縮)との併用が可能で、可動域訓練や筋力リハビリと同時進行ができます。
5. バーナー症候群の「再発防止」と「根本改善」へ
単なる「電気が走っただけ」と放置してしまうと、首・肩の可動域制限や神経障害の後遺症につながることもあります。
スポーツを長く続けたい方にとって、「バーナー症候群を繰り返さない」ことはパフォーマンス維持の鍵です。
インディバアクティブは、単なる痛みの対処ではなく、
✅ 姿勢・可動性の改善
✅ 神経組織のコンディション管理
✅ トレーニングとの相乗効果
といった本質的な身体作りのサポートが可能です。
バーナー症候群は、一瞬で終わる症状に見えて、選手生命を左右するリスクを含んだ神経障害です。
だからこそ、日常の姿勢改善や予防的ケア、そして早期からのアプローチが欠かせません。
当院では、インディバアクティブを活用したスポーツコンディショニング・リハビリ施術を行っています。
「電気が走ったような感覚があった」「最近、首の可動域が狭い」「ケガのリスクを減らしたい」――
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。