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分離症になりやすいスポーツランキングと、予防の重要性〜成長期の腰を守るために知っておきたいこと〜

2025.10.09 | Category: スタッフブログ,ブログ,腰椎分離症

成長期の子どもに多い腰痛の原因のひとつが**腰椎分離症(ようついぶんりしょう)**です。
特にスポーツを頑張る中学生・高校生に多く、「運動中の腰の痛み」を訴えて来院するケースが後を絶ちません。

今回のブログでは、分離症になりやすいスポーツランキングと、予防の重要性についてお伝えしていきます。

■ 分離症になりやすいスポーツランキング

分離症の発症には、「腰を反る」「ひねる」「ジャンプする」という動作が深く関わっています。
これらの動作を頻繁に行うスポーツほど、腰へのストレスが大きくなり、疲労骨折を起こしやすくなります。

【第1位】 野球(特にピッチャー・バッター)

腰をひねりながら投げる・打つという回旋動作が多く、片側の腰に繰り返し負担がかかります。
特に成長期の選手は、筋肉より骨が弱く、骨の一部(椎弓)が疲労して分離しやすくなります。

【第2位】 サッカー

シュートやキックの動作で腰をひねる力が加わり、さらに片足に体重をかける姿勢が多いため、骨盤と腰椎にアンバランスなストレスがかかります。
練習量が多い選手ほど注意が必要です。

【第3位】 バレーボール

ジャンプと着地、そしてスパイク動作の連続により、**腰の反り(伸展動作)**が多くなります。
背筋の緊張が強い選手ほどリスクが上がります。

【第4位】 体操・バドミントン・テニス

アーチを描く姿勢(ブリッジなど)や、腰を反らす・ひねる動きが頻繁に起こります。
俊敏な動きと高い柔軟性が求められるため、筋肉のバランスを崩しやすい競技です。

【第5位】 陸上(ハードル・短距離・跳躍系)

ダッシュ・ジャンプの繰り返しで、腰の伸展や衝撃が多く、骨盤から腰への衝撃吸収力が追いつかない場合があります。

■ 分離症を防ぐために大切な3つのポイント

① 柔軟性を保つ

特に太ももの裏(ハムストリングス)と腸腰筋が硬いと、腰椎への負担が増します。
ストレッチやコンディショニングを日常的に行い、骨盤と腰の動きをしなやかに保ちましょう。

② 姿勢と体幹の安定性

成長期は骨が急に伸びるため、姿勢のバランスが崩れやすくなります。
体幹(腹筋・背筋・骨盤まわり)の安定性を高めることで、腰への負担を減らせます。
反り腰や猫背のまま練習を続けるのは危険です。

③ 自律神経の安定と休養

疲労が抜けない状態で練習を重ねると、筋肉が硬くなり、回復力が低下します。
特に自律神経の乱れ(寝不足・ストレス・食事の乱れ)は、筋肉の緊張を強める原因になります。
適度な休息とリラックスも、立派な「予防トレーニング」です。

■ 分離症予防

カイロプラクティックでは、骨盤や脊柱のバランスを整え、神経の働きを正常化させることで、体が本来持つ回復力・柔軟性を引き出します。

腰だけでなく、骨盤・股関節・自律神経の働きを整えることが、成長期のスポーツ障害予防につながります。特に「腰を反らすと痛い」「練習後に腰がだるい」と感じる段階でのケアが非常に大切です。

分離症は「スポーツのやりすぎ」で起こるわけではなく、成長期特有の体の変化と、姿勢・柔軟性・神経バランスの乱れが重なって起こるものです。

競技を頑張る中学生・高校生の体を守るためには、痛みが出る前からの予防”というケア意識が何よりも大切です。

中島恵

INDIBA activ(インディバアクティブ)