学生の頃からのケアが未来の健康をつくる― 自律神経とホルモンバランスの関係 ―
成長期は心身に大きな変化が起こる
思春期から青年期にかけての学生の頃は、身体が急速に成長する時期です。
身長の伸び、筋肉や骨格の発達、そして性ホルモンの分泌が活発になることで心身に大きな変化が訪れます。さらに、学業・部活動・人間関係など心理的なストレスも加わり、自律神経のバランスが乱れやすい環境に置かれています。
自律神経の役割と乱れによる影響
自律神経は交感神経と副交感神経から成り立ち、体温調節・血圧・心拍・消化・免疫など生命維持に欠かせない機能を調整しています。
交感神経は活動モード、副交感神経は休息モードを司りますが、このバランスが崩れると、頭痛・肩こり・不眠・胃腸不調などの自律神経失調症状が出やすくなります。
近年ではスマートフォンや長時間のデスクワークにより、学生であっても慢性的に交感神経が優位になりやすいことが報告されています。
ホルモンバランスとの密接な関係
自律神経とホルモンは「視床下部―下垂体―副腎軸(HPA軸)」を介して密接につながっています。
特に女性では月経周期や思春期のホルモン変動が強く現れるため、自律神経の不安定さが月経不順やPMSの悪化につながることがあります。
また、男性においても成長ホルモンやテストステロンの分泌が自律神経の状態に影響を受けることがわかっています。
学生期のケアが将来に与える影響
自律神経を安定させる生活習慣や体のケアを学生の頃から継続することで、ホルモン分泌がスムーズになり、心身のリズムが整いやすくなります。
これは単なる「症状の改善」にとどまらず、将来的な生活習慣病や慢性疲労、婦人科系トラブルの予防にもつながります。早期から体の声に耳を傾け、ケアを重ねることは、健康寿命を延ばす大切な投資なのです。